新メガゾーン23「G-PROJECT」【15】GHファイター(仮称)

G-PROJECT [15]GHファイター(仮称)


ご無沙汰してしまいまして申し訳ございません。
華衛士F8ABA6ジサリスも完結しまして、一段落しました。

また、メガゾーン23の設定案を公開していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
なお、前期のとおり、あくまで設定案ですので、実際のフィルムを作成するにあたり、監督の意向やその他により大きく変更されることも当然ありますので、そこはお含み置き下さい。

GHファイター(仮称)とは、ガーランド(MC)をそのままコクピットにするという案である。
MZ艦において最も高度な演算機能を持つ集積回路は、言うまでも無くプログラムイブを稼働する中枢コンピュータであるが、
次点はその端末かつ「中枢コンピューター緊急脱出ユニット」という役割を持つガーランドタイプである。
そのガーランドの極めて高い能力と拡張性を、そのまま大型機のアビオニクスとして利用しようという案の一つである。

同趣旨の別案としては、既出のヴァルカムユニットがある。
設計思想としては、GHファイターが機動性および管制・索敵機能を重視した、
戦闘中におけるCIC(コンバットインフォメーションセンター)を目指したものであるのに対し、
ヴァルカムは単体での戦闘力の底上げを目的とするものであり、コンセプトが大きく異なるものと言える。

なお、設計上はレプリカであるガーランドⅡや、ハーガンも同じ様に収納出来るが、
アビオニクスにおいてガーランドタイプのようなオーパーツを使用できないため、
性能的には一般の航空可変機と変わらないばかりか、むしろデッドウエイトが増えているのではないかという指摘もある。
しかしながら、通常のコクピットと比較して、MS形態を使用できるということは、搭乗員の生命時装置として優秀という点と、
戦闘データを持ち帰る移動力という点において一定の成果が見られた。

なお、未確認情報であるが、革命軍の英雄であった矢作省吾が、BDに破れたはずの初戦において、
このGHファイターを持ち出してBDを下したという都市伝説がある。
しかし、そのような事実は公式記録にはないため、矢作省吾を英雄崇拝した民衆による寓話であろうとうのが一般的な見解である。